基本的にごみのブログ

ゴミとか日常とか

おなさい

家族は野菜のことを「おなさい」という。
隣でうれしそうに細いドラえもんを書いてる友達は、お腹が痛いときに「ポンポンペインペイン」という。
私は小さい頃、園長先生のことを「ハヤポイ」とよんでいた。
 
おなさいの話。

今日はすごくおかしな形のキュウリが食卓にいた。
ひねくれている。
よくもまあ見事に曲がったものだ。

しばらくすると千切りにされていた。
そうめんと食べた。うまい。

スーパーで売られている野菜は大体おんなじ形だ。
以前、農業従事者だった時を思い出していた。
ブロッコリーやキャベツ、芋などなどを種から育てて出荷する。とんでもなく、安い。
大型の機械や農薬、肥料を使い大量生産をするのだけど、草取りや機械の手助け、収穫の作業。
そういった仕事をしながら、野菜が成長するのをみてきた。
変な形、いっぱい。
ブロッコリーケルベロスみたいに頭3つ生えてくるやついるし、長芋は聖剣かよ!っていう形のやつもいる。液体なんだなあ。
キャベツはアホみたいにでかくなるし、一日ほっとけば割れて開花する。
そして、こういうのは、B級品といって、安く安くなる。
おんなじ味なのにね、花が咲いたとかじゃなければ。
買うのは給食のひとや加工業者。
形が関係ない加工をする所へいく。


生産者は、消費者が買わないという。
消費者は、生産者が勝手にやっているという。

形が悪いのときれいなのが同じ値段だったら、どっちを取るんだろう。

私は、全部同じ形って、ない。という事を知っている。